日々していることは変わっていなくてもセラピストたちは様々な環境の中で自分でなければできないものを見出しています。
それを僕は“社会におけるセラピストの役回り”と考えています。
あるセラピストは目の前のたった一人のクライアントにとって必要なセラピーをし続けるといった役割。
あるセラピストは地域やジャンルの中で求められるテーマにおいてセラピーを提供する役割。
またあるセラピストは新たなセラピストを生み出すためにその役割を担い、あるセラピストは大きな社会の求めに応じてその役割を果たそうとする。
セラピストはこうでなくてはならないというものではなく、社会の中で必要とされる自身を個々が見出しそこに向き合っています。
ただしそこには果たすべき役割に応じた能力、そうであり続ける使命、日々の積み重ね、様々な現実を受け止めそれでも立ち続ける覚悟など、役割という言葉をそのまま置き換えながら日々を歩んでいるのです。
そう、決してのんびりなんてしていません。
だからこそセラピストの学校では可能な限り一人ひとりのセラピストにフォーカスし、そのセラピストが社会における役割を果たせるようサポートする。