セラピストの学校でオープンキャンパスを開校するようになったのが2017年のこと。
と言いますのも規模や歴史はまだまだですが今まで当たり前だったことが徐々に当たり前でなくなってくる。
第一成熟期から第二揺籃期に移り変わっていく転換点に差し掛かってきたと考えていたからです。
そのときに。個々のセラピストたちが今をどう捉えてそこからどう取り組んでいくべきなのか?
これらを伝えていくには特定のテーマで集中的に学べる場とは別に。
オープンな場で片耳をそっと傾けられる様な機会も必要と考えて。3年前から全国5ヶ所で始めたわけです。
当初はこんなに続けるとは考えていませんでした。でも数年前から感覚的にそのことに気づいていたセラピストが思いの外多くいたことは驚きと共になんだか嬉しかったなぁ。
揺籃期に業界が入れば当然淘汰されていく分野が出てきます。
フェードアウトしていくこともあれば意思を持っての撤退をすることもあるでしょう。
ついそれを勝ち負けとして考えてしまいがちですが、その発想を持たないのが揺籃期に生きる者たちの特徴とも言えます。
改めて。今まで抗えない出来事を前にして先人セラピストたちが何を見て何を変えずに何を変えてきたのか。
こういったことを伝えていくのも今まさに抗うことのできない現実の中で第二の揺籃期に入り、今この業界で生きるセラピストにとっても。
指針や良きヒントとなるかも?と思っています。(文責:谷口晋一)