6月に入り。徐々に様々なサロンなど活動が始まっていく中で、スクールや教室もそのカタチを大きく変えて再開する様になっています。
現時点では既存の生徒さんへの教育などが中心ですが、そこでもまた今までと違うスクールや教室のスタイルに変化させています。
もちろん。教え方であるとかカリキュラムのカタチも環境に応じて変化させていかねばなりませんが、実は変えていくというのはそこだけではありません。
と言いますのも、
今までの大きな流れとして、生徒一人ひとりが学び習得する意味がそれぞれ明確となり、より一層個別化していたからです。
これはコロナ渦がそうさせたというより元々セラピー教育の世界において求められていた流れの中で、今回より後押しされたに過ぎません。
技能習得そのものが“ゴールでなくなってきている”からこそ、その先を提示できるかどうかがスクールや教室にとって大切な条件となってくる。
生徒たちにとって技術習得の先にあるのは何か?
たとえ習得するセラピー技術が同じであっても、プロとして提供できるそれなのか?家族や友人などへのそれなのか?今いる職場や環境の中で求められるそれなのか?
求められるものは多種多様でありそこもまたスクールや教室の中でどのように提供していけるのか?
教えるセラピストのためのゼミナールとして去年から開校している、セラピストの学校のスクール運営ゼミナールでも。
より一層個別化させた学びをセラピストたちが提供するためにどうすべきか?
マンツーマンで育成セラピストと共に作り上げるべく、スクール運営ゼミナールもまた変化させていく。
人を育てるというのは効率的な側面とそうでない側面を併せ持っていて、そこから何を教え伝えられるのか?がよりはっきりしてくると思うのです。(文責:谷口晋一)