セラピストの学校という名の活動をしていることもあり、様々な立場の方と話をさせていただくときに
『セラピストをするって。いったいどんな感じなの?』と聞かれたりします。
昨日は久しぶりに訪れたバーのマスターとのやりとりで。
『うーん。そうですねぇ。言ってみればガードレールのようなものでしょうか』
カウンターに腰掛けながら。
思いがけずそんな言葉が僕の口から出てきました。
目の前のクライアントがいてはじめて
ガードレールって普段はそんなに必要な存在ではありません。
しかし。まったく知らない夜道、霧の中、カーブが続く中でその存在は必要不可欠です。
車を運転していればガードレールにぶつかることもあるけど、その先には崖があったかもしれない。
それでもガードレールはその時々にそこにい続ける。時には凹ませながら、、
セラピストとは目の前のクライアント(お客さま)がいてはじめて、セラピストたる存在です。
セラピストはその働きをするときに。主役ではありません。
それでもクライアントの歩みの中で先が見通せない、夜道を走るような時があったときに。
そこにい続ける存在。
「うーん、、そんな存在だと思ってます」
僕はそんな存在を、時に見守り時に凹みを整備し続ける、
もっとも主役からかけ離れた存在なんだなぁ、と。なんだか嬉しくなってました。