これから始めようとしているセラピストたち。
また心機一転、新たなスタイルで始めようとしているセラピストたちに。
始めたばかりのセラピストたちと雑談する中でよくお話することなんですが。
せっかくなんで。こちらでも。
◆◆『セラピストになっても。すぐに辞めちゃう人ってどんな人?』◆◆
『セラピストって。なろうと思えばなれますよね。始めるには始めるけど、すぐに辞めちゃう人ってどんなタイプの人なんですか?』
はい、セラピストとして始めるのはすぐにできます。
色々資格がありますが、セラピストとなるために特に資格は必要ありません。
「ワタシセラピストです。」と名乗った瞬間から、あなたは既にセラピストです。
そして簡単に辞めることもできます。
「ワタシセラピストじゃありません。」と名乗った瞬間から、です。
それでも。長きに渡ってセラピストをし続けている人はホントに多くて。
その特徴は。
サロンの期間が長いだけでなく、1人のクライアント(お客さま)と出会ってからの期間が長いということ。
ちなみに。僕が今までに出会ってきたセラピストで長いなぁというのは大体25年から30年くらい。
30代でいらしたクライアントが今や60代です!
なんて話も聞きますね。
一方でセラピストを辞めちゃう人もいます。
あまり表に出ていませんが、圧倒的に早くに辞めていく人の方が多いです。
一例として。
セラピストになるために技術を学ぶスクールがありまして。
同時期に卒業した人のうち、1年後にセラピストとして続けている人はうーん。2割もいなかったんじゃないでしょうか。
つまり。8割以上の人は1年後にはセラピストではないという現実です。
では、辞めてしまう人ってセラピーの技術を習得するスクールでどんな生徒さんであったか?と言いますと。
決して“技術力の差”ではありませんでした。
僕がそんなスクールで生徒さんを見ていて。
時々、講座やサポートなどで伺ったときなんかに色々お話するのですが。
そこでの雑談で。すぐに辞めない彼らには共通点があるんです。
それは、そこでいただく質問の内容だったりします。
実は技術のことではないし、セラピスト業界の行末とかでもない、ましてや「成功の秘訣」とかでもありません。
“まだ見ぬクライアントのこと”を聞いてきます。
つまり。これから出会うであろうクライアントへの想像力をその時点で持ち得ていて、
そのクライアントにとって必要な技術力や伝達力、環境などを考えている方が、僕を通して色々と聞いてきます。
『○○の様な人にセラピーを届けたいと思っているのですが、そんなセラピストって今までいましたか?』
『どうやったら○○の様な人にこのセラピーを知ってもらえると思いますか?』
『このセラピーを○○の様な人にできる方法は、○○の形かなと思いますがどう思います?』
もちろんそのときは簡単なアドバイスしかできませんが、その3年後とかにオープンキャンパスや講座などで再会して。