『セラピストの手帖』発刊記念の書店イベント※の為に今渋谷に向かってます。
渋谷スクランブル交差点横の書店さん(大盛堂書店)がこのためにトークショーを開催してくださる。
世の中にあまたある書籍の中で、本書がどれだけのインパクトを社会に与えられるのか?を思うと…いゃぁ本当に頭が下がります。
この世界に入って15.6年が経とうとしていますが、やはり何年たっても広い視点でセラピスト業界を眺めてみると少数派(マイノリティー)だなぁと感じます。
もちろん、市場のパイを大きくするという発想は必要ながらもマイノリティーなりの立ち位置をいかに確保するのか?
そんな事を考えアクションし続けてきた15年でした。
と言いますのも、
市場規模を考えて動いてばかりですと結果。沈むな…と感じてたからです。
確かに社会からみて多数派(マジョリティー)となるための規範やルール作りはセラピスト業界にも重要です。
と、同時にハンドルの遊びのような幅広さがあることによって、
新たな(もしくは改良された)セラピーが次々に産み出される。
そして今まで立ち止まっていたクライアントにとっての支えとなってきた。
そんな現実を目の当たりにしているのも事実だからです。
市場のパイを大きくすると いうより、モザイク状ながら一つ一つの小さなパイをしっかりとしたものとしていく。
まあ、社会と市場を海と船に例えるなら。
どんどん船を大きくしていくよりも、一つひとつ小さくとも沈まない船となっていく事の方が大切なのかな?なんて。
大海に漕ぎ出す船は大小色んな大きさのものがあってもいい。
その船同士がどう“繋がり”を持っていけるか?を考えることさえできれば。(文責:谷口晋一)