セラピストを形作るきっかけやインプット方法など、吸収の型について。
「どこかの経営塾とか行かれたんですか?」
「文章作るのって何かで勉強したんですか?」
「話し方とかプレゼンの講座に通われたんですか?」
「eラーニングとかってやってます?」
実は僕も立て続けに『月にどのくらい本読むの?』『どんなジャンルの本を読んでるんですか?』なんて聞かれました。
あぁごめんなさい…実は
経営塾も、コピーライディングやプレゼン講座も、eラーニングも、読書も。
かじった程度でまったく自分のものにはなってるとは言えないんです。
ちなみに僕の吸収の型は人間洞察型。
リアルネット共に広く浅く人と関わりながら、直接人と会い、やりとりし、話を聞いたり、じっと観察し、そのエッセンスを少し真似てみたり。
でもそれに気づいたのは、結局たくさんの吸収の型を取り入れて…全然吸収できなかった失敗(現実)からなんですけどね。
聞かれれば答えますが、それが万人に当てはまるとは限らないんですよねぇ。
セラピストの学校の学びの範囲を広げているのは、《コレ(その人が提供するもの)は全ての人を成功に導くもの》
という言葉の浅はかさに気づくセラピストが増えてきている昨今、見聞きする“吸収の型”もまた自らにすべて当てはまると考えないほうがいいんじゃないか?と思うから。
つまりそれを参考にしつつ、自らがよりよく力を発揮するための、よりよい吸収の型を自ら見出していく。
「あれだけ勧められたのにうまくいかなかったのは自分がダメだからだ」と、その可能性を早めに閉じてしまうのはあまりにもったいない。
体系化された学びの場にしっかりと通ったり、月に何冊と決めて本を読破したり、音楽や映画などから取り入れたり、旅など非日常の空間環境などから得たり、専門学問という歴史から学んだり。
それを個々が自ら見い出すことが、組織やチームの中であれ個人であれ個々の強さを発揮するベースとなる。
それは決してその人の中で色褪せない。
Individual Strength (インディビジュアル ストレングス)の根底にあったりします。(文責:谷口晋一)