今春予定されている全国規模の選挙。
その為に活動している方のスピーチシナリオや立ち振る舞いなどをサポートしている中で。
様々なシーンに応じたスピーチシナリオを毎回組み立てていくのですが、
「このことだけは訴えたい!」
というのをはじめに先方から伺います。
しかし一方で、それだけでは伝わるものも伝わらないケースも出てきます。
『逆にこのポイントを軸に組み立てていきませんか?』というのがあるんです。
それは訴えたい事そのものではありません。しいて言えば、
人知れず何かを続けていた、という事実。
何かに支えられた、と自覚した瞬間。
自分の弱さを思い知らされた出来事、など。
つまり華やかな実績や劇的な体験ではなく、何の気なしに通り過ぎてきたこと。または、
目立たず、ふとした瞬間で、誰にも言いたくないことだったりします。
きっとどんな世界にも共通する“伝わるプロセス”なんでしょうね。
僕自身も普段知ることのない世界のイロハを学びながらなのですが。(文責:谷口晋一)