セラピストとしてキャリアを積んだり、ベテランと言われる域に入った方とやりとりするときに。
これからもプロとして大切にしていただきたいなぁと感じることがあります。それは、
現場から離れないで欲しいと。
これは関わる時間など、物理的なものではありません。意識の部分で、と言いますか。
確かに周囲を見渡せば自分のしてることって効率も悪く見えりゃ、日々の繰り返しに「なにやってんだろ」と考えることもあろうかと。
もちろん体力的な面も否定できないでしょう。
しかし。
ないがしろにしちゃいけないのは、現場なんだと。
そこで今起こってることはどんなことなのか?
何をもって今自分が必要とされているのか?
自分は何を変えて何を変えちゃいけないのか?
そこに鈍感になると、なぜか語る言葉が似てきます。
自分の携わる業界、分野への不満。
非効率さに否定的となる。
大きな枠組みでしか語れない。
元々は他人がめんどくさがる、嫌がることを愚直にし続けてきたからこそ現在の自分がいるという一面があるとしたならば…
やっぱり現場を忘れちゃいけない。
近くにいる人(お客さまや生徒たち)はそれを改めて言わないけど、じっと見てる。
そしてやっぱり、現場を忘れてないセラピストは総じて魅力的です。
僕もよく、自分にとってのそれを書き出してみたりしてます。(文責:谷口晋一)