『なんでそうなったのか、始めた頃は実はよくわかってなくて。』
セラピストたちが大小様々魅力あるプロジェクトを進めていく過程でよく耳にする言葉です。
全てのプロセスがわかってからじゃない、ゴールもなにもかも知ってからじゃない。
歴史上の転換期も始めは静かに始まる様に“時に静かに物事が始まる”のはセラピスト個々人にも言えることなんじゃないかな?とサポートしていて感じます。
つまり。なにかをする時にわざわざ号砲を鳴らすかの様に声高に宣言する必要なんてない。ということです。
むしろ声高な宣言にかけるエネルギーは、一歩踏み出すための靴紐をギュッと締めるエネルギーに変えた方がいいくらいです。
一歩、また一歩。なにしろ平坦な道ではないのですぐに靴紐もほどけちゃいますし。
そして一歩踏み出して初めてその次の一歩が示される。
始めから終わりが見えるなんてことはやっぱりなくて。都度つど一緒に考えて頭抱えたり。
ですから『なんでそうなったのか始めた頃は実はよくわかってなくて。』はある意味正論なんじゃないかな?と思ったりしてます。
(文責:谷口晋一)