セラピスト業界というのは技術スクール、教室、協会等が数多く存在するようになって30年以上が経っています。
そこではセラピストと評されるための特定のセラピー技術が教育されていたり、活動スタイルの枠組みを提供したりしています。
当然のことながら一つひとつをみれば特定のセラピー技術や枠組みの価値を深め、高めていく必要が絶対的に重要です。
と同時に。
世の中全てのセラピストがまったく同じジャンルやスタイルで“たった一つの高みだけ”を目指そうとすると、その業界自体が廃れてしまうというのは。
様々な分野においても歴史が証明しています。
それぞれがその先にいるクライアントのために最善を尽くしていくからこそ多様性が生まれる。そして、
団体ごとに個々の技術や枠組みにおいては深みと高みを目指し、業界全体においてはそのような特定機関(技術スクールや協会など)がそれぞれ律していく。
こういったバランスの上に立っていたことが社会に受け入れられてきたということなのかもしれません。
ことさらそれを一つにまとめるような力学を働かせることなく、そのモザイク状の状態が続いたことがセラピスト業界発展のあるべき姿の一つだった。とも今となっては思うのです。
今週の渋谷でのオープンキャンパスも多様性のあるセラピストたちが数多く足を運んでくださいますが、
やはり個々のセラピストひとりひとりにおいてもそれが当てはまるのだと思います。(文責:谷口晋一)
10月25日渋谷。11月19日名古屋。12月4日大阪。12月12日札幌。1月22日福岡。
【全国開催。オープンキャンパス参加はこちらから】