これから始めようとしているセラピストたち。
また心機一転、新たなスタイルで始めようとしているセラピストたちに。
始めたばかりのセラピストたちと雑談する中でよくお話することなんですが。
せっかくなんで。こちらでも。
◆◆ 『そりゃ口コミや紹介してもらいたいです。でも、、』◆◆
『そりゃ口コミや紹介してもらいたいです。でも実際に目の前のお客さまに「うちのサロン紹介して!」って面と向かっては言えないんです』
セラピストとお客さまとの関係は、まるで“産み育てて”いるようです。
そのために踏んでいる7つのステップ(階段)。それが、
1.認知、知らせる
2.興味を持ってもらう
3.行動してもらう
4.変化、認識してもらう
5.継続してもらう
6.提案、気づかせる
7.伝えてもらう
前回は6.提案、気づかせる を伝えましたので、今日は最後の7つ目の階段についてお話しますね。
ちなみに1段目から6段目まではこちらです。
1.認知、知らせる
https://relax-d.com/contents_2070.html
2.興味を持ってもらう
https://relax-d.com/contents_2071.html
3.行動してもらう
https://relax-d.com/contents_2073.html
4.変化、認識してもらう
https://relax-d.com/contents_2077.html
5.継続してもらう
https://relax-d.com/contents_2079.html
6.提案、気づかせる
https://relax-d.com/contents_2080.html
伝えたくない人だっている
6つ目の階段、提案に気づいてもらう
とは、
これから起こりうる変化やケアライフなどを積極的に提案し、自身の心や身体に向かえる様に寄り添い気づいてもらう、ということでした。
そして最後、7つ目の階段は「伝えてもらう」です。
ここでまず大切なことを一つお話ししますと。
口コミやご紹介をしてくださるお客さまと、一切それらはせずに継続的に利用されるお客さまと分かれます。
つまり伝えたくない人がいるんだ。ということをセラピストが把握していませんと、
のべつまくなしに「口コミして!紹介して!」では、継続して利用してくださるお客さまも離れてしまいます。
まずはそのことをお一人おひとり知る中で。伝えてもらえる人には伝えてもらうようにする必要があります。
いったい何を「伝えてもらう」のか?
伝えてもらう。いわゆる口コミやご紹介ですね。
このことがでてきますとサロン運営という点でも安定し始めます。
ただし。口コミというのは、直接言葉で「あのサロンに行きなよ」というものではなくなりつつありますし、
また、紹介するといっても「店舗を利用するお客さまになってもらうための紹介」ではありません。
なぜでしょうか?
それはセラピーという、一種独特のサービスからくる所以なのではないか?と思っています。
お客さまはセラピーを通しての“直接的な変化”に対して。すぐに口コミしようとしたりお店としてサロンを紹介しようとしないのです。
なぜなら。元々セラピストの元にくる最初のきっかけであったり興味を抱くのは、
クライアントにとっての必要性であり、もっと言えば悩みや痛み、コンプレックスであったりするからです。
ニンゲンというのは。
直接的な悩みが解決したからといって。すぐにそれを『聞いて!聞いて!』とはなりません。
特に長年、セラピーを提供しているサロンについて見聞きしていますと、総じてそうでした。
では人が何をどう伝えたくなるか?と言えば。
その直接的な変化(解決)をきっかけとして。
自分がどのように変化していったか?という時間的な経緯や、そしてこれから自分がどのようになっていくのか?
6.の階段。提案、気づかせる
を通して知ることのできた自分ならば伝えたい。ということなのです。
つまり口コミやご紹介してくださるお客さまというのは、一つの物語(ストーリー)としての自分を伝えるのです。
そのことを伝える機会があれば伝えてもいいと思う人がいたり、
そのきっかけを与えてくれた先としてサロンやセラピストのことを伝えたくなるわけです。
そのことをセラピスト自身が知った上で「伝えてもらう」のです。
そして今、お客さまの中にはSNSを利用されている方も少なくありません。
目の前の人に「伝える」というより、
それら発信することを通して「伝えていく」こともしています。
それらがあるからこそ。
直接的な悩みの解消や必要性の解決も、喜んで伝えられる。
それが紹介という形で繋げられているのです。
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いかがでしたか?
元々、これからセラピストとしてスタートアップしようとしてる方から、
『どうやったら。お客さまを育てられるのですか?』なんて聞かれたことから、
今のセラピストたちがどうお客さまを産み育てているかについて7つの階段としてお話ししたんですけど。
漠然と「集客。集客。お客さまを集めなきゃ!」とせずに。
一つひとつ階段を登るようにしていくことが大切なんですよね。