セラピストを始めるきっかけは様々。
その中で、最初はまったくそうなるつもりはなかったというセラピストたちがいます。
それまで店舗バイヤーとして、アパレル販売員として。それこそバリバリと働いていた自分がいて。
セラピストとは自分がするような仕事じゃない。200%ない!くらいに思っていて。
それでも、人生はわかりませんね。
なぜかセラピーの仕事に携わる様になり。
聞くところによると最初は生活のため。仕方なく。だったそうです。
そんな彼らがいまや、1人のセラピストの内側から溢れる魅力で男女関係なくリピーターを引き付け、サロンも独特の居心地の良さを与えている。
サロンに来られるお客さまとの話を聞いていますと。
仲のいい友達でもない、また単なる“お客様”でもないサードリレーションシップ(第三の関係性)が構築されています。
これもひとつのセラピストの姿なのでしょうね。
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『アパレルの販売員の場合、私がどんなに綺麗にメイクして着飾って素敵な話し方をしたとしても、ただの服のアドバイザーで紹介者です。だけど、サロンではセラピストである私に向かって“すごく気持ちよかった、体が解れた、癒されたよ、ありがとう”って。こんなに素晴らしい仕事はないと思いました』
北海道札幌市にて、11年にわたって個人サロン「癒しの森レディナダ」を営んでいる秋月風香さんのセラピストライフを紹介しています。
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『今は、私が私自身を楽しくさせることが一番大事だって分かっているんです。でも以前は、それはダメなことだと思ってました。お客さんのことを先に考えないといけなくて、自分のことはどうでもいいってくらいに思わなければダメなんでしょって。本当は、自分が楽しくしていないと、お客様にも影響してしまうのが分かったから、楽しんで新しいことに挑戦することにしています』
三重県津市にて11年にわたって活動し、4年ほど前から古民家サロンを営んでいる、「からだ工房MINOAKA(ミノアカ)」の南朱美さんのセラピストライフを紹介しています。